Q1:LED照明は直下照度ばかり高く、いざ設置すると空間が暗く失敗した経験があるのですが?
A:照射角度(1/2照度角)が60°80°とカタログ上表記されていても、商品の中には実際は20°30°の商品もあるようです。
ネオビーナスは、直下照度は若干低くても、床面全体の平均照度や空間照度を確保できますので、施設全体の空間が明るくなります。
Q2:ダイカストの素材は何ですか?
A:マグネシウム合金です。
通常はアルミ合金を使用した商品ばかりです。コストアップと成型技術の問題があり、大型照明でマグネシウム合金を採用したのは、当社が業界初です。アルミ合金と同様の放熱性をもち30%の軽量化を実現しました。ご承知の通り、形状のシンプルなノートパソコンの軽量化には、強度の高いマグネシウム合金がすでに採用されています。
Q3:製造国はどこですか?
A:日本国内での製造です。LED基板、電源部、筐体の生産をはじめ、組み立て、検査、すべてを国内で行っています
ISO9001の認証を取得した、品質管理の徹底された工場で生産されています。LEDチップは日亜化学工業製、電源基盤も大手家電メーカーに納入実績がある電源メーカー(日本製)を使用。更には、マグネシウム筐体も国内で製造しています。
純粋な国産(Made in Japan)にこだわった製品です。
Q4:使用できる環境温度は何度ですか?
A:使用温度は、
マイナス40℃から+60℃です。
下は、マイナス40℃の冷凍倉庫でも使用可能です。上は、夏場のプレハブ折半屋根裏50㎝の温度が60℃と言われています。旧シリーズは、電源内蔵型でしたので、使用環境温度は45℃までということで使用範囲が限られていました。NeoVenusシリーズは、電源基板を外付けにし、2段階温度制御により、一時的に60℃を超えた場合でにも対応できるよう設計されています。
※〈2段階過熱保護回路〉
電源ユニットの周囲温度が70℃で、出力が30%パワーダウンし、温度が下がれば自動復帰にて100%出力いたします。万一、急激な温度上昇があった場合、100℃でLEDは一旦消灯します。温度が下がれば自動復帰し、再点灯します。
Q5:電源部の安全基準として取得している検査項目を教えてください
A:電源部分は「PSE」を取得しています。
高調波対策基準、電磁波対策基準もクリアしています。高調波電流と力率は、相関があり力率90%以上が安全域といわれています。高調波によるノイズや誤動作対策を施し、LED器具(電源含む)として力率99%を実現しています。
Q6:屋外で使用できますか?
A:もちろん使用できます。投光器型、直付け型タイプとしてご使用ください。
LED照明本体と屋外用電源ユニットは、IP56※を取得していますので、安心してご使用可能です。但し、電源ユニットは、水が上から下へ流れ落ちるよう「縦方向」に設置ください。
※IPは、防塵・防水の検定基準を示します。IP56とは、「5」は粉塵が内部に侵入することを防止できる状態を表し、「6」は防水保護で、あらゆる方向からの暴噴流の水によっても有害な影響を受けないことを示しています。
Q7:海辺や室内プールで使用したいのですが?塩害対策は大丈夫でしょうか?
A:受注生産となりますが、LED基板を特殊加工します。また、標準の塩害仕様に加え、重耐塩仕様の塗装が必要です。
照明設置後は、固定したボルト・ナット部分に指定塗料を塗布し完了となります。
腐食ガス(硫黄成分など)が発生する場所も同様のLED基板には特殊加工が必要となります。
詳細はお問合せ下さい。
Q8:製品保証は何年ですか?
A:製品保証は、納品後3年です。
通常各メーカーの保証内容は、1日の使用時間が20時間を超える場合は、保証年数の1/2となります。弊社は、24時間使用の場合でも3年間保証いたします。
Q9:どの角度のレンズを選択すれば良いか教えてください。
A:照明間の距離と照明設置高で判断します。
通常、セード(傘)によって照射角度を70°〜80°に集光するように設計されています。一般的なベース照明としては80°のレンズが中心となります。
・5m以下の設置高の場合…レンズ無し(120°)、
・5m〜10mの設置高の場合…80°レンズ、
・10m〜20mの設置高の場合…60°レンズ、
・スポット照明としての場合…30°レンズ
体育館など眩しさを低減する必要がある場合は、直下照度は2〜3割程度落ちますが、グレア防止レンズを使用することもできます。新設の場合や既設の照明位置が変更可能な場合は、照度分布作成ソフトをもとに照明位置を決定します。
Q10:レンズが汚れた場合、交換できますか?
A:もちろんレンズのみの交換ができます。
本製品の特長の一つが、使用場所に応じて角度の異なるレンズへと交換できる構造になっていますので、レンズ部分のみを購入いただければ、汚れたレンズを交換することができます。
Q11:食品工場では、HACCP対応が求められますが、対応していますか?
A:はい、対応しています。
Neo Venusシリーズは、その基準をクリアした埃の落ちにくい仕様となっています。
Q12:ソケット型は不安ですので、灯具一体型の機種はありますか?
A:はい、ございます。
天井梁の鉄骨部に直付けしたり、チェーンで吊下げできるタイプがございます。
Q13:大型の看板照明として使用したいのですが、可能でしょうか?
A:はい、もちろん可能です。
据置タイプの固定金具を利用し、アームの先端にボルトで固定してください。駐車場照明など屋外施設照明やフットサル場、テニス場、ゴルフ練習場、バッティングセンターなどにも使用できます。照明の固定方法や電源の設置方法は、別途ご相談ください。
Q14:RoHS指令に適合していますか?
A:はい、もちろん適合しています。
※RoHS指令とは…欧州連合(EU)において、2003年2月13日に公布され、2006年7月1日より施行された、電気・電子製品での特定有害物質使用を制限する指令。電気・電子製品に含まれる鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB、PBDEの6種類の物質の使用が制限されています。
Q15:演色性はどの程度ですか?
A:汎用タイプは、Ra70です。
Q16:PL保険には加入していますか?
A:はい、メーカーとして大手損保のPL保険に加入しています。
1事故につき1億円までの保証が組まれています。
Q17:LED電球のように電源内蔵型はできないのでしょうか?
A:放熱対策は、高輝度LED照明にとって重要なポイントです。高出力の大型LEDチップを使用しているため、電源内蔵型では熱対策に問題が発生します。電源内蔵型タイプには限界があり、電子部品の性能にもよりますが、一般的には30Wあたりが限界とされています。
※LED基板や電源基板は、静電気に弱いため、製品の保管には充分気を付けてください。本体は、静電気防止フィルム(緑色の半透明袋)に入れ、段ボールで梱包しています。
特に湿気の多い場所や静電気の発生しやすい状況で保管しないでください。